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追突によるむち打ちの種類と症状
むち打ち症とひとくちに言ってもむち打ち症には様々な種類や症状があります。
今日はそれらについて紹介していきたいと思います。
「むち打ち症」は何故起こる?・・・追突の種類
まず交通事故などの追突事故によって発症する「むち打ち」は、正確には「外傷性頚部症候群」といいます。
首がムチのようにしなって発生することから「むち打ち症」と呼ばれています。
この症状の多くはむち打ち症の起こり方はおよそ次の三つに分類されます。
1.正面からの追突によるもの
2.側面からの追突によるもの
3.後方からの追突によるもの
1.の正面からの場合は衝突直前に事故を予知しやすいため、首の筋肉が緊張し、衝撃を和らげることができるので比較的軽度です。
首はまず前に強く曲げられ、その後、後ろにしなります。
2.の側面からの場合はまず追突された側に肩につくほど強く曲げられ、次に反対側にしなります。
角度によっては複雑な損傷を受けます。
3.の後方からの場合は事故をまったく予知していないことが多く、首の筋肉は弛緩していますから1.のように衝撃を和らげることができません。
首は後ろに強くしなってから前に曲がります。しなり方が小さくても受けるダメージは大きくなります。事故の九割がこのタイプです。
もともと人間の首の動きは前に60度まで、後ろと左右は50度まで、と限りがあります。
この範囲を超えてしまうと頸周辺の組織が損傷を受け、症状が出るのです。