ブログ
交通事故 後遺症について①
精神の障害
後遺障害の種類の中で、精神の障害としてもっとも代表的なものが高次脳機能障害です。
高次脳機能障害とは、脳に損傷を受けた被害者が治療を受け、一見回復したように見えるが、人格や記憶力に変化が出てしまうなど目に見えない症状のことです。
後遺障害等級としては、1級、2級、3級、5級、7級、9級があてはまります。
主な症状としては、記憶・記銘力障害、注意障害、遂行機能障害などの認知障害、複数のこと同時に行えない、欲求を抑えられない、態度や行動が子どもっぽくなるなどの行動障害が挙げられます。
高次脳機能障害によって社会生活への適応能力が大きく低下してしまった場合、就労や就学ができなくなってしまったり、介護が必要になってしまうこともあります。
交通事故 後遺症について②
関節の機能障害
後遺障害の種類で代表的なものとしては、関節の機能障害が挙げられます。
手足には多くの関節があります。
交通事故によって、関節が動きにくくなった、あるいは完全に動かなくなってしまったなど、関節の可動域がどのくらい制限されたかによって等級が決まります。
関節の可動域制限は大きく3つに分けられます。
1.「関節の用を廃したもの」
これは、関節強直した状態のことをいい、強直とは、関節が完全に動かない、あるいはこれに近い状態のことです。
「これに近い状態」とは、関節の可動域が健側の10%以下になったもののことをいいます。
2.「関節の機能に著しい障害を残すもの」
関節の可動域が健側の可動域角度の1/2以下に制限されているものをいいます。
3.「関節の機能に障害を残すもの」
関節の可動域が健側の可動域角度の3/4以下に制限されているものをいいます。
まずはお気軽にご相談ください。。。
交通事故 腰の痛みについて
腰椎捻挫とは?
文字通り、腰椎(※ようつい…腰の骨)を捻り、挫くこと。
交通事故において、首のむちうち同様に多くの方に現れる症状です。一“腰椎捻挫(ようついねんざ)”といっても、さまざまな症状があり、捻挫の痛み以外に、しびれが現れることもあるようです。
腰椎捻挫の原因は腰のひねり
交通事故にあった瞬間に力をぎゅっと入れてしまった時の筋肉のハリや、純粋に腰をひねってしまい、その強い衝撃によって骨がずれることが原因の一つといえます。
その骨が神経を圧迫する、といった症状が連鎖的に出ることもあります。また別の原因として、筋肉の損傷が考えられます。
その事故の状況や度合いによって、症状もいろいろと変わります。
交通事故 肩の痛みについて
肩こり、首や肩の痛み
交通事故で衝撃を受けると、シートベルトがロックされます。それにより、肩の筋肉や靭帯が傷つき、痛みが生じることがあります。
以下のような場面で、首や肩の痛み、肩こりのような症状があらわれると、むちうちの可能性が高いといえます。
- 首を曲げたり回したりした時
- 黙っていてもずっと重いような痛みがある
- 普段は痛まないが、集中して作業をすると痛みだす
- 肩や首が動かせない
むちうちになると、7~8割の人に上記のような症状があらわれるといわれています。
ぜひ一度当院でご相談下さい。。。
交通事故 首の痛みについて
頸椎捻挫(けいついねんざ)
一般的なむちうちの70%程は頸椎捻挫です。これは、首の回りにある筋肉や靭帯が、事故の衝撃で急激に伸ばされるために炎症を起こします。普通の病院でレントゲンを撮っても写らないので、むちうちの診断をしてもらえないことがあります。
ただ、レントゲンで異常所見がないからといって、正常であるとは限りません。自分自身の自覚症状だけであったとしても、実際に症状がある場合は、必ず主治医にその旨伝えて適切な治療を受けましょう。
【症状】
頚椎捻挫の場合は、レントゲンやX線画像などで頚椎に骨折や脱臼などの異常がないにも関わらず、首や肩に痛みがあり、特に首を回したり左右に動かすと痛みが強くなる傾向があります。
さらに、めまい、ズキズキとする頭痛、はきけ、視覚異常、だるい、などといった自律神経症状が発生するのが特徴です。そのため後遺障害認定においては、他覚的所見による障害の客観的な立証が難しいため、本人の自覚症状の記録や治療過程などがとても重要になります。頚椎捻挫でも症状が深刻な場合で、それを的確に主張できれば第14級9号(局部に神経症状を残すもの)に認定される可能性があります。
ぜひ一度ご来院お待ちしております。。。